症状ブログ

自律神経の乱れ

免疫力を高めるために知っておきたいこと

私たちの身体には、病気から守るための「免疫」という仕組みが備わっています。免疫力が高ければ、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくく、健康的な生活を維持しやすくなります。今回は、免疫と体温、筋肉の柔軟性との関係について解説し、免疫力を高めるための方法をご紹介します。

 

1. 免疫と体温の関係

免疫力と体温には深い関係があります。一般的に、体温が1℃下がると免疫力が30%低下し、逆に1℃上がると免疫力は5~6倍に高まるといわれています。

これは、体温が下がることで血流が悪くなり、免疫細胞が体内を巡りにくくなるためです。また、低体温の状態ではウイルスや細菌に対する防御機能が弱まり、感染症にかかりやすくなります。

 

反対に、体温が高いと血流が良くなり、免疫細胞が活発に働くことで病気に強い身体を維持できます。そのため、普段から適正な体温(36.5~37.0℃程度)を保つことが免疫力アップの鍵となります。

 

2. 体温を高めるためには?

体温を高めるためには、以下のような生活習慣を意識することが重要です。

① 適度な運動をする

筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、体温が上昇します。特にスクワットやウォーキングなどの下半身の筋肉を鍛える運動は効果的です。

 

② 食事で身体を温める

冷たい飲食物を控え、生姜、にんにく、ネギ、根菜類など身体を温める食材を摂取しましょう。また、たんぱく質(肉・魚・大豆製品)をしっかり摂ることで、筋肉の維持・増強につながります。

 

③ 入浴で血流を良くする

シャワーだけで済ませず、38~40℃の湯船に10~15分浸かることで、血流を促進し、体温を上げる効果が期待できます。

 

④ ストレスをためない

ストレスが溜まると自律神経が乱れ、体温が低下しやすくなります。リラックスできる時間を確保し、質の良い睡眠を心がけましょう。

 

3. 免疫と筋肉の柔軟性の関係

 

筋肉の柔軟性が低いと血流が悪くなり、体温が低下しやすくなるため、結果的に免疫力も低下します。特に、デスクワークや運動不足が続くと筋肉が硬くなり、血行不良を引き起こします。

また、筋肉が硬いと自律神経のバランスが崩れやすく、ストレスがたまりやすくなるため、免疫力の低下につながります。

 

柔軟性を高めるためにできること

    •  ストレッチを習慣化する(特に股関節・肩甲骨まわりのストレッチが効果的)

    •  ヨガや軽い体操を取り入れる

    •  こまめに身体を動かし、同じ姿勢を続けない

 

簡単なストレッチ例(寝る前におすすめ)

    1.  股関節ストレッチ:仰向けに寝て片方の膝を胸に引き寄せる(20秒×左右)

    2.  肩甲骨ストレッチ:両手を組んで前に伸ばし、肩甲骨を開く(20秒)

    3.  太もも裏ストレッチ:立った状態で前屈し、もも裏を伸ばす(20秒)

 

まとめ

 

免疫力を高めるためには、体温を適正に保ち、筋肉の柔軟性を維持することが大切です。そのためには、適度な運動・バランスの良い食事・ストレッチなど、日々の習慣を少しずつ改善していきましょう!

 

整骨院では、筋肉の柔軟性を高める施術やアドバイスも行っていますので、気になる方はぜひご相談ください。